写真は、そこにいなければ写らない。それは確かなことなんだけど、写真を撮るためにそこに行き、たかだかカメラを構えてシャッターを押しただけなのに、撮ることやら撮った写真に理屈をくっつけたがる。それが、写真の見方、読み方をもっともらしくさせる。(『ズレたシャッターチャンス』丹野清志 )


『棲息の痕跡』

わが地区では、燃えるゴミが一週間に2回、プラゴミは1回、資源ゴミと燃えないゴミは月2回、その他に小型家電と粗大ゴミの日が設定されている。以前はゴミのことなど考えたこともなかったが、退職してからはゴミステーションへの運搬はボクの担当になった。ゴミとはいえ一時的に我が家に滞在しお世話になったモノの一部、あるいは我が家で成長した植物たちなので、少しだけ愛おしい気持ちも発生し、別れの儀式のつもりで、その都度写真を撮るようになった。9年くらい前から撮っているのでPCの中には1000回以上のゴミ写真が残っている。

2021.12 新海裕幸