写真は、そこにいなければ写らない。それは確かなことなんだけど、写真を撮るためにそこに行き、たかだかカメラを構えてシャッターを押しただけなのに、撮ることやら撮った写真に理屈をくっつけたがる。それが、写真の見方、読み方をもっともらしくさせる。(『ズレたシャッターチャンス』丹野清志 )


『 街景&人景 』

孤独が恐ろしいのは、孤独そのもののためではなく、むしろ孤独の条件によってである。恰も死が恐ろしいのは、死そのもののためではなく、むしろ死の条件によってである。そして孤独は山になく街にある。一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の『間』にあるのである。『真空の恐怖』と言うか、それは物質のものではなくて人間のものである。

2022.10 のぶなが