写真は、そこにいなければ写らない。それは確かなことなんだけど、写真を撮るためにそこに行き、たかだかカメラを構えてシャッターを押しただけなのに、撮ることやら撮った写真に理屈をくっつけたがる。それが、写真の見方、読み方をもっともらしくさせる。(『ズレたシャッターチャンス』丹野清志 )


『道しるべ』

日々の暮らしの中で・・・ポケットにカメラを入れて周辺を歩く、自転車で回る。幾つもコースがあるわけではなく、いつも似通ったルートを巡っている。当然眼に入る景色は同じようなものなのだが・・・いつもその前で立ち止まり、シャッターを押したくなる場所がある。その光景やモノはいつしかボクの写真の「道しるべ」だと思うようになった。

2019.8 新海 裕幸


『風酔ひ街』

スナップ写真はその街に溶け込み、黒子の様に動き回って撮るのが理想ではあるが、なかなかと、そう上手くはいかない。ひょっとしたら撮影する私が一番、目立っているのかも。ともあれ自然体で人物スナップを撮るのは難しいが、とても面白い。それはたまに予期せぬ場面に出会えるからである。

2019.8 のぶなが


『絶景』

ささやかではありますが、私の新しい写真集ができました。「パリ/フランス 2000年3月 Vol.Ⅰ」です。すべてモノクロームです。その冒頭の写真9点を今月は載せてもらいました。カメラはオリンパスOZ1(コンパクトカメラ)とOM-4Tiにズイコー28mmF2.8です。フィルムはネオパン400プレストでした。

この写真集の完成によって、自分を今までよりもう少し高いところから見ることができるようになればいいな、と思っています。撮影から19年かかって、ようやく宿題を済ませたような気持ちです。この余波はまだまだ続きそうな気がします。

2019.8 阿部 敏之

2019.8 北斎やわら