写真は、そこにいなければ写らない。それは確かなことなんだけど、写真を撮るためにそこに行き、たかだかカメラを構えてシャッターを押しただけなのに、撮ることやら撮った写真に理屈をくっつけたがる。それが、写真の見方、読み方をもっともらしくさせる。(『ズレたシャッターチャンス』丹野清志 )


『湿潤な季節』

まとわりつくような湿気の季節になったので、梅雨にちなんだ写真を集めてみた。タイトルを考える段になって・・・「梅雨」「高温多湿」「飽和湿度」「不快指数」「湿潤な」・・・と、幾つかの候補を思いついた。中でも、ちょっとこだわったのが「不快指数77」。不快指数とは蒸し暑さを数値的に表した指数で、何か面倒な計算式によって算出され、77を超えるあたりから不快感を覚えはじめるらしい。調べて勉強にはなったが・・・不快に思って撮影していたわけではないので・・・結局「湿潤な・・」になった。

2020.7 新海裕幸