写真は、そこにいなければ写らない。それは確かなことなんだけど、写真を撮るためにそこに行き、たかだかカメラを構えてシャッターを押しただけなのに、撮ることやら撮った写真に理屈をくっつけたがる。それが、写真の見方、読み方をもっともらしくさせる。(『ズレたシャッターチャンス』丹野清志 )


『 春をさがして 』

この数年、癒しの情景が撮れないものかと考えるようになった。それは、植物図鑑でもなく昆虫図鑑でもない、メルヘンチックすぎることもなくリアリティーを感じられるが、どこで撮ったかかも分からない、どこかで見たような情景にもかかわらず、何となく少しだけ心に沁みることができるような写真を撮りたい、と思っている。まだ実現出来ていない・・・

2025.4 新海裕幸